DATA
悩んでいるのは、ごく普通のこと
中学受験を控える親150人への調査では、7割近くがストレスを感じていました。
68.7%
受験に関してストレスを「非常に」「やや」感じている親(母親79.6%・父親62.5%)
49.3%
受験を「やめたい」と思ったことがある親(母親66.7%・父親39.6%)
出典:ネオマーケティング「中学受験の葛藤に関する調査」(2025年6月、中学受験を控える子どもの親150人、インターネット調査)。小規模な調査のため、目安としてご覧ください。
ISSUES
いちばん近い悩みを選んでください
それぞれ「よくある原因」「まず確認すること」「次の一手」「塾に聞くこと」の順にまとめています。
01成績が伸びない・下がった
偏差値が横ばい、または下がっているとき
よくある原因
- 苦手な科目・単元が偏っていて、全体の偏差値を下げている
- 間違えた問題の解き直しが回っていない
- 失点の理由(知らなかった・分かっていたのに間違えた・時間が足りなかった)が分かっていない
まず確認すること
- 科目別の偏差値を、直近3〜5回分並べて見る(全体の数字だけだと原因が見えません)
- 直近のテストで間違えた問題を「知らなかった/分かっていたのに間違えた/時間切れ」に分ける
次の一手
- 直したいものを1つに絞る(例:苦手な1科目の基礎)。全部に手を出さない
- 塾の担当に「今、いちばん優先すべき単元はどこか」を聞き、その範囲を解き直す
- 必要なら、苦手な科目だけ個別指導などで補う
塾に聞くこと
- テスト結果はどこを見れば良いか。クラスが上下する基準は何か
- 今のお子さんの、いちばんの課題は何か
02宿題・勉強時間が回らない
終わらない、時間が足りない、寝る時間が遅くなる
よくある原因
- 宿題の量に対して、平日に使える時間が足りない
- 学校・習い事との両立で、時間が細切れになっている
- 時間のかかる作業(丸付け、ノートづくりなど)が非効率になっている
まず確認すること
- 1週間の勉強時間を、実際に記録してみる(感覚とずれていることがよくあります)
- どの宿題に、どれくらい時間がかかっているかを洗い出す
次の一手
- 全部やろうとせず、優先順位の高い課題に絞る。絞り方は塾に相談する
- 平日と週末で、やる内容の配分を見直す
- 習い事は、時期に合わせて整理することも検討する
塾に聞くこと
- 宿題の優先順位。やらなくてよい範囲はあるか
- 同じ学年の子は、家庭学習にどれくらい時間をかけているか
睡眠は削らない:睡眠時間を削って勉強量を確保する方向は、続きにくく、体調を崩す原因になります。量を減らす相談を先にしてください。
03子どものやる気・気持ちが心配
やる気が落ちた、泣く、不安が強い、クラスが下がって落ち込んでいる
よくある原因
- 成績やクラスの結果が、そのまま本人の自信に直結している
- 勉強量が多く、休む時間や遊ぶ時間が足りない
- 周りとの比較や、親の期待を強く感じている
まず確認すること
- 睡眠、食事、遊びや休みの時間が取れているか
- 本人が「いちばんつらい」と感じていることは何か(勉強の内容か、量か、人間関係か)を、責めずに聞く
次の一手
- 結果ではなく、前より良くなった点・頑張ったことを具体的に伝える
- 塾の担当講師に、本人の様子を共有して連携する
- 休む日をあらかじめ決めておく
塾に聞くこと
- 塾での本人の様子(授業中、友達との関わり)
- 気持ちが落ち込んだとき、塾側でできるサポートはあるか
眠れない・食べられない・学校に行きたがらないなどの様子が続く場合は、受験の相談だけで抱え込まず、学校の先生やスクールカウンセラー、かかりつけの小児科などにも相談してください。
04親の負担が大きい・親子関係がつらい
ついきつく言ってしまう、親のほうが疲れている
よくある原因
- スケジュール管理、丸付け、送迎、お弁当などを、1人で抱え込んでいる
- 成績の結果に、親の気持ちも大きく揺れている
まず確認すること
- 親が担っている作業を書き出して、「親がやるべきこと」と「手放せること」に分ける
- 家族の中で、役割の偏りがないか
次の一手
- 勉強の管理を、塾や個別指導など第三者に分担できないか相談する
- 声かけを「結果」から「やり方・頑張り」に寄せる
- 夫婦で役割を分ける。親自身が休む時間も予定に入れる
塾に聞くこと
- 親がどこまで関わるのが標準か(丸付け、スケジュール管理など)
- 面談や保護者向けの相談の機会はあるか
05費用がかさむ
講習や教材、模試で、思ったより出費が増えている
よくある原因
- 月額のほかに、講習・特訓・教材・模試などの費用が上乗せされる
- 学年が上がると、月額そのものも上がる
まず確認すること
- 「月額」と「月額以外」を分けて、年間の合計を出す
- 各塾の公式サイトに書かれている、月額以外の項目を確認する
次の一手
- 追加の講座や特訓は、必要性を塾に確認してから決める
- 今後1年間に必要な費用の見込みを、塾に聞いておく
- 費用の面で不安が大きいときは、塾や家庭の状況に合った進め方を相談する
塾に聞くこと
- 講習・特訓は、受けなくても問題ないか
- 学年が上がったときの、月額と月額以外の見込み
06今の塾が合っていない気がする
転塾すべきか、迷っているとき
よくある原因
- 授業の進め方やクラスの雰囲気が、お子さんに合っていない
- 通塾の負担(日数・時間・距離)が大きい
- 担当の先生とのコミュニケーションがうまくいっていない
まず確認すること
- 合っていないのは、塾の「仕組み」か、「クラス・先生」か、一時的な「成績の波」か
- 今の塾に相談して、解決できることはないか
次の一手
- まず今の塾に相談する。それで難しければ、他の塾の説明会や体験授業で比べる
- 転塾は、新しい塾の入塾手続き(入塾テストなど)をあらためて行うことになる。流れは塾ごとの入塾のしくみで確認できる
- 転塾の代わりに、個別指導などを足すという選択肢もある
塾に聞くこと
- やめる・休むときの手続きと期限、返金の扱い
- (転塾先候補に)途中から入る場合のフォローの内容
時期に注意:受験学年の後半は、環境が変わる負担も大きくなります。転塾する場合は時期を含めて、慎重に判断してください(これは一般的な考え方です)。
07志望校・合格可能性が不安
志望校が決まらない、今の成績で届くか心配
よくある原因
- 志望校の情報が足りず、判断の基準がない
- 今の成績と志望校の合格ラインの差が、はっきり見えていない
まず確認すること
- 志望校の入試形式(4科・2科、適性検査など)と、必要な力
- 模試の偏差値と、志望校の合格ラインとの差を、数字で見る
次の一手
- 成績を記録して、差が縮まっているかを定点観測する
- 第一志望だけでなく、併願校も含めた組み合わせを、塾の担当と相談する
- 学校説明会や文化祭に、お子さんと一緒に行ってみる
塾に聞くこと
- 今の成績で、どの志望校の組み合わせが現実的か
- 志望校別の対策は、いつから・どんな形で始まるか
このページの「よくある原因」「次の一手」は、一般的な考え方をまとめたものです。塾の公式情報ではなく、お子さんによって合う方法は違います。最終的には、担当の先生ともよく相談して決めてください。
まずは成績を「見える化」するところから
科目別の偏差値の推移を記録すると、悩みの原因が見えやすくなります。入力はすべてお使いのブラウザの中だけに保存されます。